令和7年度 秋田県公立高校一般選抜試験について
公立高校一般選抜試験が終わり、この原稿を入力しています。当塾では、秋田高校、秋田南高校、秋田北高校、秋田中央高校、新屋高校、御所野学院高校、秋田工業高校の秋田市内の各高校、湯沢翔北高校の受験が終了しました。どのような結果がでるかは分かりませんが、自己採点で訪れた生徒たちは'やり切った'という充実した顔をしていました。既に、大学受験組、秋田高専受験組からは合格の一報をいただいています。
令和7年度 秋田県公立高校一般選抜試験の各教科の分析(個人的意見です)
国語:非常に解きやすい問題であり、聞き取り検査、説明的文章、小説、古文、作文と易しい印象。ただ、漢字の書きで不可欠を不可決という間違いが見られた。普段からの漢字の読み書きが大切だという印象。平均点は上昇する見通し。
数学:大問1、2での正答率がカギをにぎっている。大問1、2ともに易しい問題が多い印象。秋田高校、秋田北高受験組では、全問正解の生徒がいる。大問3の(3)は後回しにしたほうがいい問題。大問4は易しかった。大問5は、上位校の選択Ⅱが厳しく、(1)以外は捨ててもいい問題。ただし、(2)は過程を書く問題だったので、Xの変域くらいは書く必要があった。大問1、2次第で得点の印象が違っている。ここで落とすと50点~60点台となり、生徒によって難易度の感じ方が違うだろう。平均点は55点前後と若干上昇すると思われる。
英語:大問2は比較的易しかった印象。大問3も普段の実力テストと比べて易しかった印象。大問4は標準的な問題。大問5は意見が分かれるところ。内容を理解しようとして長文を読むと大変だっただろう。ただ、設問を解くだけなら易しかった印象。普段から長文問題の読み方や、設問の解き方をシステムチックに行っていれば無難に解ける。生徒の状況は、ほぼ80点以上だったことから平均点は上昇する見通し。
理科:大問1は易しかった。大問2は(3)の計算は捨ててもいい問題。大問3は易しかった。大問4は、標準的な問題であったが、(4)は思考力を問う良問で難易度は高かった。大問5は易しかった。大問6は(1)が意外と難しかった。生徒の状況は、80点以上や90点以上がいることから、平均点は昨年より上昇すると思われる。ただし、当塾では、入試問題の80%近くを予想しており、あまり参考にならないと思われる。
社会:大問1の世界地理が若干難しかった。あれほど南極大陸が関連した問題を演習したにも関わらず…(1)はほぼ同じ問題を直前演習で指導したのに…大問2の日本地理は易しかった。大問3の歴史は、明治・大正・昭和の近代史に若干難しい問題も見られたが、標準的な印象。大問4の公民は易しかった。全体として記述問題に対応できる学習をしていた生徒は問題なく解けた印象。平均点は、若干上昇する見通し。
全体として
国語→易しい 数学→易しい~標準 英語→標準 理科→標準 社会→標準 よって平均点は若干上昇すると思われる。ただし、当塾の生徒たちの採点をしての印象ですので参考までに・・・各教科、どのような問題がでてきても対応する力が必要であって、普段の学校での授業や塾での授業を大切にしている生徒さんは受験本番で点数アップ、そうでない生徒さんは普段通りという結果でしょう。最後に、受験生の皆さん、お疲れさまでした。